ユーザーからデザイン、機能、形が決定した製品図面が届けられます。 金型製作について検討を行い、ユーザーと最終打ち合わせをします。

完成された製品図をもとに、CADによる金型の基本設計（構造図、部品図）を行います。
（DXF、IGESのデータの取り組みも可能です）

金型の材料とレイアウトに入るために、製造部門と合同ミーティングを行い、基本構造を協議し決定します。

製造部門の要望を取り入れながら、金型の組み立て図の設計に入り（メカトロニクスのの稼動）、続いて自動プログラムのもとになる個別部品の加工設計に移行。加工設計図が完成します。

加工設計図をもとに、製造部門と打ち合わせを行います。

加工設計図をもとに、現場検図を作成。順に粗加工へ。
全体の70％の設計図が揃い次第、製造工程の構想開始。
金型のメイン担当者は、仕事の段取り、スタッフの割り振りを決めます。

自動プログラミング加工手順を完成させます。
ここから先は製造に入ります。外注に発注する場合もあります。

金型概寸を決め、ワイヤーカット、研削盤始動。ここで準備段階完了です。

金型メイン担当者は各部署に作業指示を行い、マシーニングセンタ、NCフライス、NC放電加工、旋盤、研磨等がフル加工していきます。

資材担当者はパーツリストに合わせてバネやピンなどを発注。
金型メイン担当者は、工程の進行に応じて、厳密なチェック。

加工終了後、磨き工程に移行。
同時に金型を構成する各部品の組み込み作業（入子合わせ）による最終確認。
精密な作業のため手作業で行われます。

いよいよ型合わせ。
モールドベースに部品を組み込み、上段と下段を合わせ、最終調整をして、完成となります。
スタッフ全員、喜びと満足の一瞬です。